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FILLMORE MOSRITE SUPERNOVA BLOG 第6回

MOSRITE INFO | 2008年09月05日 15:27

~INTRODUCTION~
 フィルモア・モズライト・ファンの皆様いかがお過ごしでしょうか!!!
「モズライト・スーパーノヴァ・オフィシャル・ブログ」今週は第6号が配信です。毎週金曜日に更新で、「ホット・インフォメーション(HOT INFORMATION)」と「MOSRITE GRAFFITY(モズライト・グラフティー)」の2本立てで皆様にフィルモア・モズライトの情報を発信していきます。ホット・インフォメーションではフィルモアメインホームページにも載らない“超HOT”な情報が発信されたりもします!!!又、「モズライト・グラフティー」のコーナーでは我らがフィルモア社長・遊佐典之とモズライトとの関わりを簡単なモズライトの歴史を交えながらお送りする連載企画!そして、新コーナー☆「社長の知恵袋」☆このコーナーでは我らがフィルモア社長・遊佐典之がエレキに関する「何でもストーリー」を中心に、ブロク・リーダーの皆様の為になるモズライトの全て(プレイ方法、「完コピ」の仕方、ギター管理の方法、簡単なリペア、等)を色々な角度から皆様に配信します。どちらもモズライト・ファンなら要チェックのコーナーですので毎週の更新をお見逃し無く。それでは「フィルモア・モズライト・ブログ」第6回早速スタートです LET‘S GO~♪


① ホット・インフォメーション HOT INFORMATION
・ 緊急予告!!!毎年恒例フィルモア・モズライト 秋の決算セール 9月9日(火曜日)より開催いたします。


 フィルモア・モズライト・ファンの皆様お待たせ致しました!!!毎年9月恒例のフィルモア「秋の決算セール」が9月9日(火曜日)よりスタートします。今年の決算セールは、当社厳選のチョイキズ、チョイ汚れ、等々あるもその他コンディションはバッチリな当社厳選の「モズライト」が続々と登場です!!!これをご覧のファンの皆様は要チェックですよ♪どうぞご期待下さい。


② モズライトグラフィティー MOSRITE GRAFFITY 第6回
~ モズライト「シリアル・ナンバー」の変遷 & そこから見る年代別モデルの特徴
(第1期:1963年~1969年) ~


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「VENTURES DOUBLE DELUXE」 レコード・ジャケット部分

 1966(昭和41)年3月、待ちに待ったベンチャーズ4人での3回目の来日が実現します。この時各メンバーが持参してきたモズライトは全員がキャンディーレッドのモデルで(よく「キャンディー・アップルレッド」と間違えて呼ぶ人がいますがこの名称はフェンダー社のカラーで、モズライトのものはアメリカに良くある“飴(あめ=キャンディー)”の赤の事です)ノーキー・エドワーズが1965年型MARK-Ⅰベンチャーズモデル・キャンデーレッド、ビブラミュートユニットをマウントしたシリアル#1771、ドン・ウィルソンが持参したのは当時の最新型である「モズレーユニット」をマウントした1965年型MARK-Ⅰベンチャーズモデル・同じくキャンディーレッドでシリアル#2771、そしてボブ・ボーグルのベースは1965年型ベンチャーズモデル・ベース、キャンディーレッドで1ピックアップ、シリアル#5710でした。余談ですが、私の所有しているベースは1965年型ベンチャーズモデル・ベース、キャンディーレッドで1ピックアップ、シリアル#5751です。ネックの裏がタマ目の極美品です。

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社長所有のモズライト・ヴィンテージ1965年型ベンチャーズモデル・ベース シリアル#5751

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ベース・ネック裏画像

 さて、ここで「シリアル・ナンバー」の話になりましたので、ファンの皆様にモズライト・ギターのシリアル・ナンバーの秘密を解き明かし、ここに初めて公開したいと思います。1963年のMARK-Ⅰ誕生から現在2008年に至るまでの45年間のシリアル・ナンバーの歴史になりますので、「第1期:1963年~1969年」、「第2期:1971年~1994年」、そして「第3期:1996年~現在」までの3回に分けてお知らせしていきたいと思います。

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上から1963年型モデル、1964年型モデル、1965年型モデル 各シリアル・ナンバー部分

 モズライト・ギターのシリアル・ナンバーは21フレットと22フレットの間に3mmの刻印を打刻して表記されています。まずはファンの皆様がモズライトと言えば「MARK-Ⅰ・ベンチャーズモデル」と思う事でしょう。このMARK-Ⅰ・ベンチャーズモデルのシリアル・ナンバーの歴史と現在に至るまでのシリアル・ナンバーの「謎」をここに書いてみたいと思います。ちなみに「MARK-Ⅰモデル」と表記が始まったのは1965(昭和40)年9月からの事で、それまでは単に「モズライト・ベンチャーズモデル」と呼ばれていました。その後色々な機種が出てくる事になり、ベンチャーズモデルの表記が「MARK-Ⅰ(マークⅠ)」と決まったのです。

 ここからは、「シリアル・ナンバー」で判る年代別仕様とモデルごとの変遷、それにまつわる話を公開したいと思います!

1963年型モデル (シリアル・ナンバー: 0001~0220)
 私の研究、並びに解釈に基づきますと#0204はサンバーストでサイド・ジャック、#0221はサンバーストでトップ・ジャック、つまり1963年製マークⅠ・ベンチャーズモデルは#0220までで、計220本程が製作されたことになります。ちなみにシリアル#0196は非常に特別なモデルです。通常1963年型モデルのヘッドはバーストになっていますが、この1963年型モデルはヘッドの裏がブラックで裏がバースト塗装されている非常にレアーなモデルで、私も今までにこの1本しか見たことがありません。
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モズライト・マークⅠベンチャーズモデル1963年型 シリアル#0196

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ギター・裏部分 ※上記2画像は両方とも1983年撮影

1964年型モデル (シリアル・ナンバー: 0221~1200)
 この1964(昭和39)年と言う年は、マークⅠ・ベンチャーズモデルは数回のマイナー・チェンジが繰り返された年で判り難いので主だった変更点を列記してまとめて見ましょう。
 ・ ボディーバインディングモデルからボディーバインディングが外されたモデルへ変更
 ・ ヘッド部の「ベンチャーズ・ロゴ」がラージロゴからミディアム・ロゴを経て、スモール・ロゴになる
 ・ ヘッド部「ベンチャーズ・ロゴ」の色がホワイトからブラックになる(ナチュラル・ヘッドのみ)
 ・ ピックガードのビスが3点止めから8点止めになる
 ・ ピックアップのポールピースがスモールポールからラージポールとなる
 ・ ネックの構造が「セット・ネック」から「ボルトオン/デタッチャブル・ネック」に変更、バックプレート部分がカバード・タイプとなる
 ・ サイド・ジャックからトップ・ジャックへ変更

1965年型モデル (シリアル・ナンバー: 1201~3400)
 この年1965(昭和40)年は、モズライトMARK-Ⅰベンチャーズモデルが「完成」された年でもあり、このモデルがモズライトの中で一番量産された年でもあります。そして注目すべき点は、それまでの「ビブラミュート」台座(真鍮の鋳物)から量産型の「モズレー」台座(亜鉛のダイキャスト)になる年でもあります。ちなみにシリアル・ナンバー#0001~#2398が「ビブラミュート」台座マウントのMARK-Ⅰベンチャーズモデル、つまり約2400台のこれらの「ビブラミュート」を搭載したMARK-Ⅰベンチャーズモデルの事を「ビンテージ・モズライト」と呼びます。そしてそれ以外の本家モズライトが製作したモズライトは 「オールド・モズライト」と呼ばれ区別がされています。そして、シリアル#2402~#3400のMARK-Ⅰモデルが「モズレー」台座をマウントした1965年型、と言う事になります。ちなみに私が所有していたシリアル#3345・サンバーストのモズライトにはネックに「1965・12・1」、そしてボディーには「1965・12・10」のスタンプが押されていました。

1966年型モデル (シリアル・ナンバー: 3401~4800)
 モズライトの工場もすでに移転し、規模も最大になった頃に製作されたモデルです。この年はMARK-Ⅰベンチャーズモデルだけでも年間約1400本生産され日本への輸出の本数も大きく伸びました。もちろん全てのモデルが「モズレー」台座マウントのMARK-Ⅰモデルであり、後期の台座には台座下部の「MOSELEY(モズレー)」文字部分の上にパテント・ナンバーが入れられました。仕様も大きな変化は無く、それまでのピックガードのビスが8点止めから7点止めに変わったのみでした。そしてネックは2ピースネックになり、塗装もそれまでのラッカー塗装からポリウレタン塗装に変わり、より量産型になっていきました。

1967年型モデル (シリアル・ナンバー: 4801~6200)
 この年も年1400本量産体制は継続するものの、徐々に始まっていた「エレキ・ブーム」の衰退、そしてベンチャーズの人気離れから陰りが見られ始めていました。日本では「エレキ・ブーム」から「GS(グループ・サウンズ)ブーム」へと流れが変わり、ベンチャーズもこの年ニューモデル「コンボ・モデル」の売り込みの為にこのコンボ・モデルを持参して演奏を行いましたが、モズライト・ベンチャーズモデルの正統派のファンは除々に遠ざかっていってしまいました。この頃のモデルには日付のスタンプも無くなり、ハンドメイドの魂を入れ込んだモズライト初期のモデルからは遥かに違う、魅力の無いモズライトへと変貌していきました。

1968年型モデル (シリアル・ナンバー: 6201~7000)
 いよいよ第1期の末期が訪れてしまう年、この年製作のモズライトMARK-Ⅰベンチャーズモデルはペグが中国製、ネックは2ピース、裏のプレート部分は無くなり3点のダイレクト止め、ピックアップもフェライトになり、何よりも悲痛なのはベンチャーズとの契約が終わりヘッド部分から「ベンチャーズ」ロゴが消えてしまう事でした。


 さて、モズライト社はどうかと言うとアンプ製品の失敗、ドブロ・ギターに手を出し、挙句の果てにはレコード事業にも進出して全てが空回りし、いよいよ1969(昭和44)年2月14日に倒産してしまいました。後に私が、セミー・モズレー本人にこの倒産の事について質問した時「バレンタインデー(2月14日)に倒産したかった」とユーモアを交えて言っていた事を思い出すと、営業能力や技術も無かった人だけど人間味とセンスはとてもあった事を思い返します。「シリアル・ナンバーの「謎解き」第1期」はいかがだったでしょうか。

<次回予告> 次回は第二期:1971年~1994年までを公開したいと思います。又、シリアル・ナンバーの記事が長くなってしまったので前回の予告「海外・エレキクループの来日ラッシュ 1966~1967」は次回合わせてやりますので次回もお楽しみに♪


③ 「社長の知恵袋」 ~モズライト・オヤジ達に送る青春のラプソディー~
第3回 ♪「インストゥルメンタル・ファンクラブ」結成当時のお話を色々と♪


 今年も早いもので「あっ」と言う間に9月にはいりました!秋の訪れを少しずつ感じ始めるこの季節、モズライト・ファンの皆様はいかがお過ごしでしょうか。さて、今回は8月22日掲載・第4回モズライト・ブログの「モズライト・グラフティー」の中で「インストゥルメンタル・ファンクラブ(I.F.C.)」の事について少し触れたのですが、皆さんには何の事だか良く判らないと思いますので、このファンクラブの事についてお話したいと思います。時は1962(昭和37)年、福田一郎会長、湯川れい子副会長、そして木崎義治、目黒国隆・・・今では「大御所の洋楽通」の人達が発起人となり、「R&Bファンクラブ」なるものが誕生しました。そして私ももちろんこのファンクラブのメンバーになりました(まだ中学生だったと思います)。「R&Bファンクラブ」と言うのは洋楽全般のレコード・マニア達の集まりで、ロックンロールやブルースからサントラ(映画音楽)までその月に出る洋楽レコードの新譜をテスト盤で紹介してくれました。当時国鉄市ヶ谷駅の南口を出てすぐの坂を上る途中にあった大きな喫茶店を貸切り、5~6時間かけてこれらの新譜のほとんどを紹介してくれるのですが、プレスリーとかポール・アンカ、ニール・セダカ等にあまり興味が無かった私にとって、唯一数曲紹介されるハリケーンズの「レッド・リバー・ロック」やトーネドーズの「テルスター」を初めて聞かせてもらい(毎回チャンスは一回だけでした)その都度感激したものでした。そしてこの翌年の1963(昭和38)年に洋楽のインストだけを聴きたいファンが集まり目黒国隆会長の下、天野知行と私が副会長となりあの「インストゥルメンタル・ファンクラブ(I.F.C.)」が誕生するのです。天野君がアメリカ・サウンドを、そして私がヨーロッパ・サウンドを担当する事になり、世界中のインスト・バンドの情報がI.F.C.に集まってきました。それはそれはインスト好きには夢のような話であり、毎日目黒会長の家に行っては世界中のインスト・サウンドを聴いていました。当時やっとの思いで手に入れたテープ・レコーダー(5号リールまで)にやたら録音したのを覚えています。そして友人の勇川君と組んだギター・デュオにベースの香川君と、ドラムの吉田君が加わり私の初めてのバンド「ザ・カラフルズ」が誕生します。バンド名の「カラフルズ」はベンチャーズのアルバム「カラフル・ザ・ベンチャーズ」から取り、全員色違いのワイシャツを着ました。話は戻り、I.F.C.も日本全国300人以上の会員規模となり、毎月のファンクラブ会報は「ガリ版刷り」だったので大変でした(当時の会員の方でこのブログを見ていたら是非連絡下さい。特に新潟の佐渡ヶ島の高橋さん、これを見ていたら是非連絡下さい!)。

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「カラフル・ザ・ベンチャーズ」 レコード・ジャケット画像

 話はどんどん飛んでしまいますが、私自身の音楽人生60年、このインストの世界だけに生きてきましたので御了承頂ければ、と思います。今回の「知恵袋」はこの辺で、また次回をお楽しみに!

④ SINCERE MESSAGE from FILLMORE MOSRITE

 「モズライト・スーパーノヴァ・オフィシャル・ブログ」第6回、皆様お楽しみ頂けましたでしょうか。
 さて、前回のブログから始まりました「社長の知恵袋」、皆様お楽しみ頂いておりますでしょうか。このコーナーは時々「モズライト」の話題からは逸れてしまう事!?があるのですが、60年代当時の色々なエピソードや、「よもやま話」をファンの皆様に是非お伝えしたいな、と思いますので(もちろん「モズライト」のケアーやちょっとした「秘話」等もお伝えしますよ!)毎回楽しみにして頂ければと思います。又、只今次週9月9日から始まります「秋の決算セール」出展商品を選定中です!こちらも色々なモズライトが出てくる予定ですのでお見逃し無く!!!天候不順の日が続いていますがもうすぐ秋です!モズライトを弾いて幸せな毎日を過ごしてくださいね♪

 それでは恒例の「レッツゴー締めで」~チャチャッチャチャチャ、チャチャチャチャ レッツゴー!!!また来週~!

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